やまきたFJ有限会社アイヌ文化研究所
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やまきたFJ有限会社アイヌ文化研究所 所長: 山北竜治 趣味: オートバイ 好物: タッニワッカ(白樺の樹液) ほんのり甘いです ■ウパシクマ 言い伝えのこと。アイヌは文字を持たなかったため、叙事詩や神謡などの口承文芸によって、歴史や精神、掟を伝えた。 ■カムイ【神・神威・神居】 力の及ばないものや、身の回りの役立つ物など、全てをカムイとして敬っていた。火・水・大地・動物などの自然から、服・食器などの道具類まで。カムイは、本来神々の世界であるカムイモシリに所属しており、その本来の姿は人間と同じだという。 ■ウェンカムイ【悪い神】 「ウェン」は「悪い」という意味。人間を食べたヒグマやオオカミに対して「ウェンカムイ」ということもあった。 ■キムンカムイ【ヒグマ(山の神)】 「キムン」は「山の」という意味。ヒグマは山の神として崇められていた。 ■ホロケウカムイ【狼神(狩する神)】 「ホロケウ」は「狼」という意味。北海道にはかつてエゾオオカミが生息していたが、開拓の際の毒餌による駆除や、大雪によるエゾシカ(狼の餌)の大量死など、様々な要因によって1890年代に絶滅したという。 ■カパチリカムイ・カパッチリカムイ【鷲神】 「カパチリ」は「オオワシ」という意味。 ■ワッカウシカムイ【水神】 水を大切にしていたアイヌは、川で洗濯も排泄もしなかった。 ■イオマンテ・イヨマンテ 「熊送り」。アイヌの儀礼のひとつ。ヒグマなどの動物を殺し、その霊(カムイ)を神々の世界に送り返す祭りのこと。日本では1955年から野蛮な儀式として禁止されたが、2007年に再開された。