パニア・燃料系・タイヤ

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純正ハードパニアケース

ST1100 Pan European は長距離ツーリング用モデルとして設計されており、純正ハードパニアケース(左右セット)が用意されている。当車にも純正パニアが装着されていたが、整備や撮影のため一時的に外した状態の写真を残している。

ST1100純正パニア

純正ハードパニアケース左右セット。側面にゴールドの「ST1100」ロゴと Honda マークが刻印されている。integrated ハンドルとロック機構付きで、ツーリング装備として信頼性が高い。パニアを外すと車体幅が大幅に狭くなり、ガレージ内での移動や整備が楽になる。

純正パニアは中古市場でも人気が高く、ST1100 オーナーにとって定番の装備である。パニアマウントブラケットのボルト緩みや、ヒンジ部の摩耗は定期的に点検すること(ST-Owners.com)。


燃料ポンプ・フューエルセンダー

ST1100 の燃料タンクはシート下からアクセスする構造で、タンク上部に燃料ポンプとフューエルセンダー(燃料残量センサー)が一体組み立てされている。整備時にシートを外すと、ST1100N G-137M のコーションプレート付近に燃料ラインと配線コネクタが確認できる。

燃料ポンプ

シート下、タンク上部の燃料ポンプ/フューエルセンダー組み立て。ST1100N G-137M のコーションプレート付近。燃料ライン(樹脂チューブ)と配線コネクタが確認できる。燃料ポンプの故障時はエンジン始動不良やアイドリング不安定の原因になる。

海外フォーラムでは燃料ポンプの寿命、燃料ラインの硬化、タンク内の錆(特に北米のエタノール混合燃料使用車)が問題視されている。燃料フィルター交換やタンクリングの点検も合わせて行うことが推奨される(ST-Riders.netST-Owners.com 購入ガイド — タンク錆)。


タイヤスペックと空気圧

ST1100 の純正タイヤ情報は、スイングアームやフレーム近くのステッカーで確認できる。当車のステッカーには以下の記載がある。

タイヤ表示ステッカー

純正タイヤ情報ステッカー。前輪 110/80 V18、後輪 160/70 V17。空気圧は前 36 psi / 後 42 psi(コールド時)。チューブレスタイヤ装備と記載あり。最大積載 205 kg、荷物 27 kg 以下。パンヨーロの重量を考えると、リアタイヤの空気圧管理は特に重要である。

後輪タイヤ

後輪タイヤ 160/70ZR17 を装着した状態。パンヨーロの重量(車体のみで約 300 kg 前後)を支えるリアは、ツーリング走行後の摩耗チェックが重要。溝の深さ、サイドウォールのひび割れ、偏摩耗を定期的に確認している。Z レーティングは高速耐久性を示す。

  • 前輪:110/80 V18 — ツーリング向けの標準サイズ。メーカーは Michelin Pilot Road、Bridgestone Battlax などが ST1100 オーナーに人気。
  • 後輪:160/70 V17(ZR17 も可)— 車重に見合った耐荷重タイヤを選ぶこと。
  • 空気圧:コールド時 前 36 psi / 後 42 psi。二人乗りやパニア積載時は後輪をやや上げる例もある。
  • 積載:最大積載 205 kg、荷物 27 kg 以下。パニア込みの積載量計算を忘れずに。

ツーリング装備としてのまとめ

ST1100 は「パン・ヨーロピアン(ヨーロッパ横断)」の名のとおり、長距離ツーリングを前提に設計されたモデルである。純正パニア、大容量タンク(約 28 L)、快適なライディングポジションがその証拠だ。燃料系・タイヤ・パニアの状態を整えておくことは、ST1100 を安心して長距離走行させる基本となる。